鉄骨造りやRC造りの建築物において、多くの天井では
屋根や上層階の床からボルトを介して吊り下げる天井が一般的となっています。
こうした「吊り天井」は、地震時には大きく揺れが起こり、壁に衝突してしまい
端部が破損したり落下したりする危険性があります。
東日本大震災において天井脱落による被害が大きかったことを受けて
政府は吊り天井に対して新たに安全基準を設けました。
天井高6mを超え、かつ水平投影面積200㎡を超え、かつ構成材の質量が2kg/㎡を超える天井で
なおかつ、人が日常的に利用するところにおいては、
国土交通省の告示によって「特定天井」と定められ次の脱落防止対策を講じることが義務付けられています。
・部材の強度を高める
・天井は市部と壁とのクリアランスを確保する
・補強ブレース(※)を設置する
・クリップを使用しない
※ブレース・・・建物の強度を持たせるために、筋交いのようにタスキ掛けに設ける線状の材のこと。
この基準をまとめると、吊り天井自体を軽くするか
脱落しないように補強することを求める内容となっているわけです。
また劣化等のおそれがあるものについては、その防止措置を講じることも必要となります。
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