内装工事は、クロスやカーペット、建具やタイルなど、目に見える仕上げのほかに
それの下地を作る軽天工事、ボード張り工事なども含まれます。
完成された工事では、目にすることのない軽天工事やボード張り工事です。
これらが一体どんな工事なのか、あまり知らない人もおられることでしょう。
そこで、今回は軽天工事についてお話していきます。
軽天工事は、内装工事のなかで一番に行う工事で、
軽量鉄骨を格子状に組み上げていく工事のことです。
この工程のクオリティ如何で、のちのしあがりに大きく影響する工事で、
そういった点から、重要な役割を担っている工事といえます。
軽天工事が普及する前には、木材で同じ工程が行われていましたが、
コスト面や、工期で、よりまさる軽天が多く用いられるようになりました。
軽量鉄骨は厚さ6mm程度の鋼材で、取り扱いやすさが何よりの特徴です。
ただし重量鉄骨と比べると、その耐久性は劣りますので、
アパートや小規模の建造物や一般的な住宅での使用がメインとなります。
防音性も比較すると、重量鉄骨には劣ります。
ボードを2重張りにするなどの対処で、いくぶんは解消が可能です。